戦う司書と恋する爆弾 / 山形石雄

ここ数日根を詰めてイラストの作業していたので
今日は一息いれることにしました。
なんせあわせるように職場でも画像編集してるから
1日24時間あるうち、1/3は画像をいじっていた計算です(笑)

というわけで、人に借りて
『戦う司書と恋する爆弾』を読んでみました。
シリーズ4冊出ているそうで全部借りたのですが
今日は雨だし全部持って帰るのは重いのでまず1冊目から(笑)

挿絵(特にモノクロ)は好みじゃないけど、
表紙や口絵のカラーイラストは世界観にあってていいかも。
死んだ人はその生涯が『本』になり、神立図書館に収められる世界。
館長代行であり最強の武装司書ハミュッツ=メセタと、
彼女を殺すために体に爆弾を埋め込まれた少年コリオ=トニス。
タイトルからしてその2人を中心にした物語かと思いきや、少し違う。
あくまでこれはコリオの話だ。

初めて触れた『本』の少女に恋をして、
コリオは「爆弾だから」と閉ざしていた思考を取り戻す。
直接会うことは決してない2人。
けれどクライマックスのシーンで、2人は確かに同じ場所にいたと思わせた。
そこに至るまでの伏線も順番がおもしろい。
(手段はちょっと大味な気がするが)

引き込まれる、というには文章が少しもたつく部分もあったけれど
ストーリーとしては十分楽しめるものかと。
続刊は明日以降に読みます(笑)


……『博士の愛した数式』の感想書くはずだったのにおかしいなぁ。
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