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空音 前回分はこちらになるです。
  ■歴史について

■ご挨拶

空音 2回目の解説は意外と間を空けずにすんだですね〜。それじゃさっそくお願いするです、お二人さん。
リトア はーい。えーと、今回は祭官についてのお話だったっけ?
ヴァダ そうだ。ちゃんと渡した本は読んできただろうな。

■祭官って?

リトア 祭官っていうのは、歌とか踊りとかで精霊を呼び出して、その力を借りるお仕事のことだよ。
ヴァダ もっと厳密に言えば精霊の力を増幅することによって、『混沌』を浄化する職業だ。祭歌と呼ばれる歌舞音曲を修めることで資格を得る。
リトア ところで、前から気になってたんだけど……なんで『祭』なの?
ヴァダ 歌い、奏で、舞う……これらは簡略化された儀式だからだ。精霊を呼び、力を与え、協力を得るための儀式。祭といえば屋台が並んで騒ぐだけのものとでも思っているのか?
リトア うん、思ってた。そっかー、そういう意味だったんだー。
ヴァダ …………この間渡した本にも書いてあったはずだが?
リトア ごめん、途中で挫折した。
ヴァダ まったく。じゃあ祭官の種類は覚えてるか? いくらなんでも最低限の知識だぞ。
リトア えーと。歌うのと楽器演奏するのと、踊るのだよね? 歌詠祭官とー、奏楽祭官、あと踊りが……舞踊祭官!
ヴァダ 正解。祭官学校でもこの三つからひとつを選んで学ぶことになる。もちろん共通科目もあるし、さらに細かい専攻に分かれもするが、まずはこれが基本だ。
リトア でもタンブーラ弾きながら歌う祭官さんとか見たことあるよ?
ヴァダ 別に自分の専攻しか学んではいけないなんて決まりはないからな。実力とやる気しだいだろう、そのへんは。
祭官の祖と言われ、多くの祭歌を後世に伝えたかの女性は歌舞音曲すべてに通じていたというしな。
リトア 司祭官ラサ・マリアス! すごいよね〜、あこがれちゃうなぁ。
ヴァダ まあ、伝説だからどこまでが真実かは分からないけどな。しかもこの伝説(設定)、今回の僕たちの話には関係ない。
リトア がぁ〜ん。
ヴァダ さて、次回は……なんだ、内容が決まっていないのか? なら序盤のストーリー紹介をしたらどうだ、いい加減。