アルヴィナ=シーンさんに50の質問

1 まず、お名前をどーぞ。正式名、本名などあればそちらも。

 アルヴィナ=シーン=アネサリアと申します。アネサリアは称号ですけれども。

2 あなたの性別・髪や瞳の色・体格・民(種)族など(あれば)身体的特徴を教えてください。

 女性です。青みがかった銀髪に空色の瞳ですわ。

3 あなたの故郷について語ってください。

 聖都アネサルスの生まれですが、宮殿内のことしか存じませんの。世界の中心であり、転輪聖王が啓示を受けた地ですわね。

4 あなたが今いる国(都市・土地)について教えてください。

 ええと、少々お待ちいただけますか? 昨日寄りましたのがここの村ですから……この道を北上して……(以下略)

5 あなたの職業(地位・称号)は?

 聖者(アネサリア)の称号を授かり、最高司祭の任についております。

6 あなたの家族について教えてください。

 先王である父はすでに逝去しております。お母様は先王陛下の墓所近くで暮らしていますのでなかなかお会いできません。お兄様が今の聖王陛下ですわ。

7 あなたが今身につけている服装について教えてください。あれば武器防具アクセサリなども。

 白を基調とした服にブルカールを。ヴェールのついた帽子のことですわ。裾には金糸で白呪の縫い取りがしてあります。

8 あなたの信仰(宗教・伝説など含む)について教えてください。

 神はこの世界を創造され、私達をお創りになりました。私は偉大なる転輪聖王の血を引くものとして神のお言葉を人々に伝える者です。

9 上司・主君などはいますか。どんなひとですか。

 神殿においては私が最高位でありますが、神の御前では誰もが等しく造られたものにすぎません。

10 恋人(夫・妻)はいますか。どんなひとですか。

 おりません。

11 特殊技能などあれば教えてください。

 神のお力を借りることによって癒しの術が使えます。また祈りを増幅させる技術である白呪を使用できます。

12 体を動かすのは得意ですか。動作は速いほうですか。力は強いですか。

 宮廷ではそういったことはしませんので……すべて不得手ですわね。

13 書物は読めますか。読むのは好きですか。

 もちろん読めますわ。歴史書など面白いですわね。

14 喋るのは好きですか。母国語以外に話せる言葉はありますか。

 特別喋るのが好きというわけでもありませんわ。言葉、ですか? 白呪文字(サルナヴァーク)を読めますけれど会話のためのものではありませんし……。

15 行ってみたい所はありますか。それはどんなところですか。

 ヴァヒマ山には行ってみたいですわね。生命の河ガムナワティの始まりの地であり、世界の北の果て、天に最も近き場所ですわ。

16 好きな食べ物は何ですか。それはどんなものですか。

 特別これといったものはございません。

17 嫌いな食べ物は何ですか。それはどんなものですか。

 あまり脂っぽいものは得意ではありませんわ。けれども食べられないほど嫌いなものはありません。

18 朝起きてまず最初にする事は?

 神に祈りを捧げます。

19 夜寝る前に必ずする事は?

 同じく祈りを捧げます。

20 苦手な人はいますか。どんなひとですか。

 こういうことを言うのはよろしくないのですが……明らかに世辞と分かる言葉を延々と続けられる方にはうんざりしますわね。

21 尊敬する人はいますか。どんなひとですか。

 お兄様です。若くして聖王に即位あそばされ、政を行っていらっしゃいます。公正でやさしい方ですわ。

22 死んでもやりたくない事はありますか。それはどんなことですか。

 人の命を奪うこと。

23 もし、ひとつだけ願いがかなうとしたら、何を願いますか。

 あの、どういうことをしたらいいのか具体的にはよくわからないのですが、一度、思いっきり遊ぶということを体験してみたいです。

24 もし、あなたに子どもが出来たら、どんな子どもにしたいですか。

 分別のある、やさしい子がいいですわね。

25 どのように死にたいと思いますか。

 人生を振り返って満足できるようでありたいと思います。

26 あなたの野望は。

 野望とはまた物騒な物言いですわね。世界が穏やかならば言うことはありませんわ。

27 自慢話をおひとつ。

 自身の手柄をひけらかすようなはしたない真似はできませんわ。

28 今までで一番恥ずかしかった事は。

 誰かに恥じるようなことはしていないつもりですが。

29 今までで一番嬉しかった事は。

 ラサに「友達になりましょう」とおっしゃっていただいたことです。

30 今までで一番ショックだった事は。

 神を信じない者が存在すると知ったことです。

31 戦争をどう思いますか。

 ないにこしたことはありませんわ。けれども、それでも起こさざるをえなかった転輪聖王様のお心もいかばかりのものだったのでしょう。

32 夢はありますか。それは何ですか。

 お母様とお兄様とのんびりご一緒にお茶でもしたいですわね。

33 信念はありますか。それは何ですか。

 アネサリアとして恥ずかしくない行動を取ること。

34 趣味はありますか。

 読書は好きですわ。歴史について学ぶことにも。

35 あなたの世界に魔法はありますか。魔法についてどう思いますか。

 神の奇跡についてお尋ねですか? 私のように高位の司祭は人々の祈りを束ね、神のお力を借りることができます。その力を振るえることの意味を理解し、慎重に扱うべきものだと思いますわ。

36 好きな事は何ですか。

 古い書物を読むこと、音楽鑑賞といったところでしょうか。

37 嫌いなことは何ですか。

 1人で食事をとらなければならない時は、正直なところ寂しくて、嫌な気分になりますわ。

38 大事なものは何ですか。

 神とお兄様と、初めての友達と……たくさんありますわね。

39 好みのタイプは。

 好みといいますと何の好みのことでしょうか?

40 異性をオトすコツなどあればご教示ください。

 えぇと、どこへ落とされるのですか? すみません、意味がよくわかりませんの。

41 異性遍歴などは。

 ……上に同じですわ。

42 これだけは許せないっということはありますか。

 見て見ぬ振りをすることです。

43 死ぬまでにやっておきたい事はありますか。

 とりあえず死ぬときには憂いなきよう、身辺を片付けておきたいものですね。……え? 何か、違いました?

44 あなたの世界に竜はいますか。妖精は? それは、どんなものですか。

 古い伝承には竜という生き物のことが語られていますね。けれどもそれが実在したものだったのか否かは定かではありませんわ。妖精、という存在は記録を見たことがございません。

45 あなたの世界に魔物はいますか。それは、どんなものですか。

 魔物は神に創られながらも神にあだなした存在であると伝承にあります。けれども啓典にはそれを髣髴させる記述はありましてもしかと魔物の存在を記したものはありません。何かの象徴であるとも考えられますね。

46 雨の日は嫌いですか。その理由は。

 どちらかといえば静かに降る雨は好きですわ。世界がどこか違って見えますもの。

47 忘れられない風景はありますか。

 西の果ての砂漠は驚かされました。草木が見えない景色というのははじめてでしたから。

48 戻りたい場所はありますか。

 帰る場所ならあります。郷愁の念を持って「戻りたい」と願う場所は特にありませんわ。

49 作者にひとこと。

 設定集とか続編とか番外編とか、いろいろ考えていらっしゃるようですが、考えているだけでは物事先へすすみませんよ?

50 読者にひとこと。

 ここまでおつきあいいただきありがとうございました。よろしければ感想などお聞かせいただければ作者が泣いて喜びます。何かやって欲しいこともありましたら是非ともお聞かせくださいませ。


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